正しい歯磨き習慣を身につけて、歯と口の健康を守りましょう。

まず、お子さんに自分で歯みがきをしてもらいます。この時は、歯みがき剤は使わないで下さい。この間にご家族の方は手をよく洗っておいてください。
準備ができましたら、明るい照明の下でご家族の方が正座して、頭を膝枕するようにあお向けにお子さんをねかせます。そしてお子さんに口をできるだけ大きく開けさせて、口の奥まで照明が届くようにして、口の中をチェックしましょう。

みがき残しがみつかりましたら、お子さんに手鏡を持たせて、どこがみがけていないかを教えてあげましょう。
最初のうちはみがき残しの汚れ（プラーク）がどこにあるか分かりにくいので、染め出しをしてチェックをするとよくわかります。染め出し薬は歯科医院や薬局で購入できます。

口の中のチェックが終わりましたら、みがき残しの部分をご家族の方が仕上げみがきを行います。このときは歯みがき剤をつけてみがいてください。
片手は歯ブラシ、もう一方の手は唇を引っ張ったり、広げたりするために使います。
みがき方は決まっていません。とにかく、汚れ（プラーク）がとれるように様々な方向から工夫して歯ブラシを使いこなしましょう。ただし、力を入れ過ぎないことが大切です。力をいれても汚れはとれません。毛先の弾力と方向で汚れを取るようにしてみましょう。
手際良く仕上げみがきを行うコツは歯ブラシを持たない方の手の使い方にあります。いかにして唇を押さえるか、歯ブラシが届きにくい部分まで歯ブラシを入れるか、両手を自在に使って仕上げみがきを行ってください。

仕上げみがきが終わりましたら、再度、お子さんに手鏡を持たせてみがき残しがとれたことを確認させます。
どのような方法でとれたのか説明し、次の日からはそこを注意してみがくようにさせましょう。